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TIF SIPの効果を徹底検証!コペン純正WGVチャンバーとの比較でわかった真実

コペンセロ カスタム 実践編

コペン用「TIF SIP」レビュー評価!純正WGVチャンバーとの比較で驚きの結果が…!

今回は、愛車コペンに装着した「TIF SIP」について、あらためてその効果を徹底的にレビューしたいと思います。すでに様々なカスタムパーツを試してきましたが、今回は特に「スズキ純正WGV(ウエストゲートコントロールバルブ)チャンバー」との比較検証がメインテーマです。

実は、TIF SIPを取り付ける前から、ジムニー用のスズキ純正WGVチャンバー(品番:13920-76JAO)を装着していました。この純正チャンバーも低速トルクアップに効果があるという評判で、実際に装着した際はアクセルレスポンスの向上を実感していました。しかし、TIF SIPも同様の効果を謳っているため、「両方つけている意味はあるのか?」という疑問がふと頭をよぎったのです。

そこで、TIF SIPの単体効果を正確に確認するため、思い切ってスズキ純正WGVチャンバーを外してみました。その結果、ある驚くべき事実が判明したのです。

純正WGVチャンバーの効果はTIF SIPに吸収されていた?

TIF SIP装着後に純正WGVチャンバーを外して走ってみたところ、乗り味にほとんど変化がありませんでした。

これはつまり、以下のどちらかの可能性が考えられます。

  • スズキ純正WGVチャンバー自体に、さほど大きな効果がなかった。
  • TIF SIPが非常に強力で、純正WGVチャンバーの効果を上回っている(もしくは吸収してしまっている)。

個人的には後者の可能性が高いのではないかと考えています。TIF SIPを装着している状態では、純正WGVチャンバーを取り付けても、その効果がTIF SIPの優れた性能に隠れてしまい、体感できなかったのでしょう。まさしく「TIF SIPに純正WGVチャンバーの効果が吸収された」という表現がぴったりきます。

この結果を受け、現状では純正WGVチャンバーのホースは外したままにしています。せっかく取り付けたパーツですが、効果が体感できないなら付けている意味がありません。いっそのこと取り外して、ヤフオクに出品するのもアリかな…とまで考えています。

もしかしたら、最初からTIF SIPだけを取り付けていれば、余計な出費は抑えられたかもしれません。まあ、コペンのカスタムは試行錯誤の連続なので、これもまた楽しい時間だと割り切っています。

TIF SIPの単体レビュー!その効果は予想以上だった

純正WGVチャンバーを外した状態で、TIF SIPの単体効果を改めてじっくりとレビューしていきましょう。

TIF SIPとは、ターボ車のインテークパイプに装着するパーツで、空気の流れを整えて吸入効率を向上させるアイテムです。これにより、中低速のトルクやレスポンスの向上を図るのが狙いです。

以下に、TIF SIP装着後の具体的な変化をまとめます。

1. 出だしのスムーズさが格段にアップ

アクセルをゆっくり踏み込んでいくと、2,000回転あたりから滑らかに車が前に進んでいきます。特に通勤時の渋滞やノロノロ運転では、ギクシャク感がなくなり、非常に運転しやすくなりました。このスムーズさは、純正WGVチャンバーを装着していた時にも感じられましたが、TIF SIP単体の方がより一層滑らかになった印象です。

また、回転数を抑えた走りでも車がスムーズに進むため、燃費を稼ぐのがとても楽になりました。実際に60〜70km/hで3,000回転以下を維持して走行したところ、平均燃費が25km/Lを超えることもありました。もちろん、アクセルを多めに踏めば、3,000回転を超えて力強く加速してくれます。低速域でのもたつきは一切感じませんし、ターボが早めにかかるような感覚です。

2. 走行中の加速レスポンスが劇的に向上

私が一番気に入っているのが、走行中の加速レスポンスです。アクセルを踏んだ瞬間に、エンジンの回転数が即座に上がり、車が前に出ようとします。

レスポンスは明らかに良くなりましたが、爆発的な加速というわけではありません。あくまで「踏んだらすぐに反応する」という、感覚的な部分での変化が大きいです。それでもノーマル状態に比べると、明らかに速い加速感を味わえるようになりました。

このレスポンスの良さは、街乗りやワインディングロードで非常に効果的です。車との一体感が増し、運転がさらに楽しくなりました。

3. 高速道路での伸びは「もう少し」という印象

高速道路でも試してみましたが、100km/hからの伸びは、街中での中間加速ほど劇的な変化はありませんでした。もう少し鋭い加速を期待していたのですが、思ったほどではなかったというのが正直な感想です。

とはいえ、ノーマル状態に比べれば多少は気持ちの良い加速になったのは間違いありません。全体的な満足度は非常に高いです。

このTIF SIPの優れたレスポンスを体感すると、アルミ製のパイピングキットである「HKSパイピングキット」なら、もっと強烈な効果が得られるのではないか?という思いがふつふつと湧いてきます。もしかしたらTIF SIPではなく、最初からHKSを選んでおくべきだったか?という後悔も少しだけありますが、TIF SIPの効果には十分に満足していますし、サーキットを走るわけではないので、これで十分だと自分に言い聞かせています。

次のカスタムは「TIF EX2」か、それとも…?

TIF SIPでこれだけの効果を体感すると、次のカスタムへの期待も高まります。次に狙っているのは、同じメーカーから発売されている「TIF EX2」です。販売元に確認したところ、このパーツも中低速でのトルクとレスポンスを向上させる効果があるとのこと。

しかし、その原理はSIPとは異なります。EX2は空気の流速を速めて圧縮を上げることで、一回の爆発でより多くの酸素を取り込もうとするものです。高回転域でのパワーダウンを防ぐための工夫も施されており、SIPと併用することで、それぞれが効果を発揮するように設計されているそうです。

つまり、TIF SIPが「空気の流れの抵抗をなくす」のに対し、TIF EX2は「空気流速を速め、圧縮を上げる」という異なるアプローチでレスポンスアップを図るということ。両方を装着することで、さらなる相乗効果が期待できるようです。

とはいえ、TIF EX2の他にも「D-SPORTスポーツエアフィルター」「BLITZアドバンスパワーエアクリーナー」といった選択肢もあり、どの組み合わせが良いか、日々妄想しながら楽しんでいます。お小遣いもなかなか貯まらないので、しばらくはこの悩んでいる時間を楽しむことにします。

コペンユーザーの中には、納車後すぐに様々なカスタムを施している方もいて、正直羨ましく思うこともあります。しかし、人は人、自分は自分。焦らず、自分のペースでコペンをじっくりと育てていこうと思います。

※この記事はあくまで私個人の感想であり、データに基づいたものではありません。カスタムは自己責任でお楽しみください。

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